12月はじめの便り

うれしいお知らせあり。11年ぶりにSjQのアルバム『Tours』が12月9日に発売され、先日、リリースが決まったと浅利君から聴いた時は、おぉーついに!だった。

一聴すると電子音の機械的な感じに捉えられそうなんだけど、三人が演奏する体温や熱量がどんどん伝わり、絶妙に自分に迫ってくるようなとてもかっこいいアルバム。

 

さらにうれしいことに、CD版のみに付いているボーナストラック曲の「rad」は、ずっとずっと前に大阪の芸創でSjQのみんなとセッションした音が収録されたもの。最初はいくつかのルールを教えてもらってセッションしたが、自分が不慣れであまり上手くいかず、最後に録音したのが今回のボーナストラックの曲だった気がする。少数点を歌う以外は、みんなの音と呼応するように遊べばいいんやーという環境がおもろくてあっという間の充実感もあり、帰り道に自分の中で音楽の新しい何かが生まれた気がした。

 

このアルバムのリリースに合わせてstand.fm でSjQリーダー魚住さんとSjQのプランナー浅利君が『Torus』にまつわるいろんなお話をするラジオ番組がスタート。こちらの番組、7回目にガキ参加しました。「rad」や大阪で自分たちが影響を受けた音楽環境の話もしました。懐かしいあの頃です。でもって、ボーナストラックの「rad」がフルで聴けてしまうので、気になった方もぜひ聴いてほしい。ほんとかっこいい。

この収録が終わった後も話は尽きず、一時間ほど三人でおしゃべりは続いた。大学生の頃に見た、暗がりの教室で見たサムライジャズのライブ、赤いキーボードを弾く姿が印象的な魚住さんのシルエットだけ覚えていて、なんやそれーやけど、こうしてつながって、今回のアルバムに参加できたの、とても光栄でありがたいことであります。

SjQ『Tours』