まよなかの思考

最近、夜更かししてます。ってなんの告白や。ついつい、夜更かしつつ、珈琲に甘いものを摂取してたら、知らぬ間に体重が増えてた。どうも、危険信号なガキです。今はお昼間です。

ばきりノす、今年初ライブ、京都NANOからはじまりました。盛りだくさんで、途中で打ち合わせで抜けたものの、きらきらした音を聴いて、うへー楽しいなって思いました。いつもお世話になっているNANOの周年記念で今年のライブがスタート出来たことがうれしい。NANOはいつもどこかしら、安心と緊張感を持ってライブに望むのですが、うん、もっと精進したいです。もぐらさん、マーコさん、みなさん、ありがとうございました!!

先日の日曜日、十三シアターセブンで二日間にわたり開催された名前はまだなゐのワンマンイベント「どぎゃんなっとんねん」。ばきりは二日目の15日に出演、こちらもすごく楽しかった。ラスのブログにもこの日の模様が綴れられております。(→http://ibashiyo-ras.jugem.jp/)

当日まで、ぼんやりとしか場所を把握していなかったのですが、行ってみたら、そうか、第七芸術劇場の映画館の下だったのね。今年の一月にワン・ビン監督のドキュメンタリー『名前のない男』を観に来たの。途中で眠りそうにもなりましたが、男の日常をただただ撮る、あのなんともいえない絶妙な距離感と尊さを感じられる眼差しがあって、いい映画でした。風と嵐と雨、ご飯を食べる時の音もよかった。

会場に着き、リハーサルを終え、ラスとバイバイしてから、開演まで時間があったので近くの喫茶店で珈琲を飲みながら、新曲のあれこれを考えて、会場に戻りました。3つのホールがあって、好きなところへ、好きな時に遊びにいける、自由なイベント。

ちょうど、何らかの歌詠みたち  岡野大嗣さん、木下龍也さん、飯田和馬さんが始まっていたので後ろから眺める。

お題があって「〜を辞めて5年経つのに」への付け句。短歌を一般の方から募集して、それらを選び、読んでは、スクリーンに上げていっている模様。

言葉のセンスとか、見知らぬ方のまなざしや人柄が短歌にところどころ表れる、集約される感じがして、おもしろくて、のんびりと聞いていました。

いい時間の流れ。日曜日の午後にぴったり。

んじゃま、ここで短歌をひとつ。擬人化短歌も多かったので。

くびまわる 癖なおらない ふくろう辞めて 5年経つのに

昼の部、名前はまだなゐの『ガラパゴス演芸』。名前の舞台、今まで見た中で、一番大人数の編成。夜の部も含め二回公演を見ました。

はじまりから、境界線がぼやけて、観客と舞台がつながっているような、いないような曖昧さ。いつのまにか、物語の中へ入っている。くり返し再現される時間とタイムスリップする時間。小休憩をへて、日常からまたもや舞台へと引き込まれる。気がつけば、私はお話の中にいたのねっという感覚もおもしろい。

映し出される数々の写真。

一人、ひとりの言葉、と、一人、ひとりの思い出が重なる。

たくさんの声から、一人の言葉に耳を澄ます。傾ける。

また、みんなの声を聴く。

鮮明に紡ぎ出される物語があって、それは、もう自分の向いている方向による気づきなのかもしれない。

声の重なりやリズム。身体の動き。大人数の迫力に圧倒される時もあり、すごいなぁ。ほんまに面白かったです。

6月の沖縄イベントを企画してくれたSYSのキャンさんと音楽とは違うけど、やっぱりくやしいなぁとか話をしてた。うん、音楽と演劇のフィールドは違うけど、やっぱり表現という土俵では一緒だから、あれこれと考える。

日常と非日常を曖昧に。演技せずに、演技をする。演劇まではいかへんけど似た感覚を、一昨年のワークショップで体験したことがあって、演技はしないというルールのもと、日常の振る舞いをくりかえす。日常の所作をくりかえすWSで。普段している振る舞いであっても、意識したとたんに演じてしまうことになるっというなんとも難しいやと痛感したことをちょっと思い出す。

打ち上げはゆっくり出来なかったので、また、機会あれば、みんなとゆっくり話してみたいですねん。

かのうとおっさんの舞台も観ました。たくさん笑った。お題をお客さんからもらい、その場で短時間でオチまで持っていった美容室のコントもめちゃ面白くてすごかったな。

ばきりライブの模様を一切書いていなかった。ははは。
気持ちよく唄えてなんともよい気分になりました。
バーブ感のある音もいいな。
観てくださったみなさま、ほんとにありがとうございました。

ここまで長々と読んでくださったみなさんも、ありがとう。

そう、真吾君、名前はまだなゐの企画は、こうやっていつもと違うフィルードにたくさん触れれるので、たくさんの収穫というか、気づきがある。楽しくなっちゃう。うれしくなっちゃう。夏のイベント、台湾から引き続き、いつもありがとうなのです。次は沖縄でご一緒なのだ。

楽しみですよー!!