なんでもない日々

今和次郎展へ行ってから、やっぱり民族学は気になるなー考現学も気になる。

以前、柳田先生の本は買ったものの途中で放置しちゃってて、今和次郎の本から、少し紹介されていた宮本常一が気になっていたものの、とくに探すわけではなく。。

二日前くらいに、よし、寝る前に本を音読するのだ!!と、本棚を見て、ちくま哲学の森シリーズ『自然と人生』を手に取る。いろんな作家のお話が集められているので楽しいのだ。そこで、『梶田富五郎翁』宮本常一を発見。これは、これは、と読み始める。どんどん、引き込まれる。いつのまにか、まがいものの、方言で音読。親が鹿児島弁でたまに話すので、多分、鹿児島弁なまりかと思われるが、翁の話を読み進める。読了。

いつのまにやら語り部のような気持ちになって、どんどん翁そのものに自分が迫っていくような錯覚、心地よかった。

日本の片隅に確かにあった風景と歴史、そこにずっと暮らした人にしか分からない物語。

今和次郎さんと宮本常一さんの対象に対しての距離の取り方が、全然異なるアプローチなんやろうけど、どちらの距離感もとても好きで、自分はどちらが好ましいのか、もっと探っていくことにする。


先月、トキオにてMCミヤマッチ家のユーストで中継したチミドロのオールナイトニッポンパーティへ遊びに行ってきた。普段、あまりしない料理を自らやると公言、関西人代表の看板を勝手に背負い、ひたすらお好み焼きを必死に作っていたわけですが、チミドロメンバー、なかよしグループのみんなやダブリューさんやエレナさん、落語家の卵緑くん、ルリちゃん、みんなとワイワイ出来てほんまに楽しかったな。みなさん、ありがとう。

忘れられた翁から、チミドロ クスモっさんのお話へ。クスモっさんが忘れられた日本人では決してないのですが、情報が多すぎて辿りつけない今の時代。

いい男、ディヤな人が職人の世界、お仕事について語っています。

翁の話ではないですが、その世界を垣間見れるお話。知らない世界に自分が近づく感覚。

いいお話だった。ブログを読んだ次の日から、背筋をしゃんっと伸ばす気持ちで新しい制服に着替えて働きました。


飾らない言葉は難しい。うちは、なんでもかんでも飾りをつけ、装う。時に取り繕う。ほんまは必要ない、いらんねやろなーってクスモっさんのブログを読んでいると思います。憧れます。

飾らない言葉はかっこいいっす。

http://kusumo1978.7narabe.net/Entry/73/

ちなみに下の写真は、長渕剛ヘアにしたてのクスモっさん〜。