4月のこと あとちょっと

・久しぶりに会う。笑顔が見れた。こんがらがる気持ちと一緒くたになって泣けてくる。

 

・シカクのみゆきちゃんとWみゆきで、千鳥橋駅付近で夜からご飯の約束。閉店前にお店へ寄って『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない1日』パリッコさんとスズキナオさんと『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』中村一般さんの本を購入。何度か行ったことがる中華屋さんがたまたま閉まっていたので、少し戻ってお好み焼き屋さんへ。その後、西九条駅のトンネル横丁の大衆酒場楽園へ。レモンサワーにいろんな種類があり、楽園のレモンを注文。ほろ酔いで解散。

 

・役所へ行って手続きを済ませた後、お昼でお腹が減った。タイ料理を検索して、辿り着いたものの、今日はお休みの張り紙。少し歩くとスリランカカレーのお店を発見。お姉さんの笑顔が気持ち良くてほっとする。チキンカレーと好きなカレーのセット。お腹いっぱいになる。その後、ぽっかり時間が空いたので『THE FIRST SLAM DUNK』の映画を観に行く。前は通路で誰もいない席を選択。はじまりから掴まれて、何度も涙が出た。

 

・二日後、スラムダンクの山王戦がはじまりから最終話までの漫画を借りに行く。山王戦の全てがわかるから、ちゃんと読んだほうがええでと薦めてくれた。ありがたや。最寄りの駅でおすすめのランチ候補をあげてくれたので、燻製料理があるお店を第一希望にして、一緒に向かう。本日貸切のため、ごめんなさいということで、第二希望のお店へ行く。この間、カフェに行った時もそうやった。今日で4回連続や。一軒目が入れず、二軒目になるこの偶然について、友達と話し合う。なんやろな、なんでやろな、なんでやねん。結果、二軒目が格別悪くもなく、むしろ居心地のよいお店なのでよしとする。『世の中は偶然に満ちている』の赤瀬川原平さんの本を思い出す。そういうもんかもしれへん。

 

電子音楽会OHM OHMのパーティでSOCORE FACTORYへ。勉強をぎりぎりまでして、yujiさんのライブを見逃す。会場へ着くと、Gnyonpixさんと久しぶりに再会。EPリリースからちょっと時間が経っていたが、あらためておめでとうとありがとうを伝える。オープニングトラックは私が参加した曲であり、完成したこともうれしかった。ポーランドの方がマスタリングされたと聞く。クラブでばったりするいつものお二人や、たまたま来ていたサタポメンバーもいて、うれしくなる。お酒を飲んで音楽をゆったり聞いて、踊る。Metomeさんのライブ、渋くてかっこよかった。

Music Is My Therapy EP
Gnyonpix

polishjuke.bandcamp.com

4月のこと 

河内長野駅近くにある長野公園でお花見。公園へ向かう階段を上がっていくとサンタの洋服を着た女の子の人形が2体、お出迎えしてくれた。駅近のスーパーで買った、お寿司と野菜の和え物、揚げ物を広げて缶ビールと缶酎ハイで乾杯、お花見をスタート。周りを眺めると、花盛りをやや過ぎたタイミングのせいか、集まっている人たちものんびり楽しんでいる。来年もここで花見がいいなと地元の駅で解散。

 

・本町で用事があり、ついでにtoi booksへ寄る。最近、ケアに関する本が気になっていたのでTwitterで紹介されていたケアの本を買おうと思うが、隣にあった『ためらいの看護』西川勝と古本の『小説の楽しみ』小島信夫を購入。店主さんの花粉がひどいので新刊・古本同時購入で古本20%OFFのSALE。ちょっと得した。花粉のひどさ、沁みる。

 

・京都の西京極にあるスタジオIZへ向かう。ばきりの相方ラスと久しぶりにおしゃべり。

 

・いつもの美容室でカット。一年前から通い出した美容師さんに「随分と変わりましたね」と一言。ええ、随分と変わりました。

 

谷町六丁目の駅近にある+1artへ行ってきた。passage\小寺未知瑠・林葵衣・米子匡司の三人による企画展。音にまつわる展示は、じっとじっと耳を澄ましていると音の解像度が上がって、かすかな音もしっかり聴こえてくる。そうすると、場にようやく自分が馴染んでリラックスして、会場を楽しめる。ヘッドホンから広がったSFの世界と現実を探検した後、街を探検する音採集へ。ラジカセを左手に持って録音ボタンをオン。商店街を往復するミッションで、ラジカセを持っている不自然な感じも自分任務でありますと堂々と歩けた。会場に戻った後、自分で切り取ったテープを小瓶につめる。それは会場の展示に加わって、カセットテープはお持ち帰り。

 

・AlffoRecordsでペタジーニ vol .2イベント。東京からMETEORさんやチミドロのハナイさんもやってきて、ナオさんとのチミドロDJs feat.佐伯誠之助ライブ、ケケケッさんやたくさんの出演者。14時からのイベントで21時まで。知り合いもたくさん来ていて、賑やかで楽しい1日。

 

・翌日はハナイさんとナオさんと鶴橋散策。ナオさんによる鶴橋解説にうんうんとうなづきながら、ビールがとにかく美味しい丸金さんで始まりの一杯で乾杯。その後、大将のおすすめの我が家でサムギョプサルを食べて、鶴橋を散策した後、成駒家さんでお好み焼きを食べた。銭湯に寄ってほくほくした後、丸金さんで終わりの乾杯した。よく食べ、よく飲んだ。ハナイさんを新大阪で見送って解散。

 

・先日の河内長野へ行った際、歓心寺如意輪観音像の年に一度のご開帳があることを知り、おかんと来訪。小学生の頃に見た歴史の教科書でみた観音像のふっくらとしたほほ笑みが好きで気になっていた。電車を2回乗り換えて、河内長野駅からバスで観心寺へ向かう。11時に到着。お寺の入り口で整理券受け取り、30分ほど待ってからお寺の境内へ入る。お坊さんによる説法を聞いた後、間近でお顔を見る。想像より、ちょっとシュッとしていたが、あのほほ笑みの包容力はやっぱりそうだ。境内にある柱には曼荼羅があり、長年の護摩業によるすすけていたが、迫力があった。楠木正成にゆかりのあるお寺。周りを散策して薬膳カレーをいただき、家に帰った。

 

・ナオさんのお誘いで淀橋駅の近くにあるかき広へ。3000円のコース料理と瓶ビールと日本酒を頂く。船の上でゆったりとした時間。少し船の揺れが感じられて風情がある。窓を開けるとすぐ近くにある橋が見えて、夕暮れから夜に変わっていく空模様もよかった。今度は牡蠣の季節に行きたい。

 

・ばきり練習で、再び、西京極にあるスタジオIZへ向かう。新曲の練習は楽しい。終わった後は深海魚のアコウダイ鍋。真っ赤で大きいアコウダイ。ばきりのライブに遊びに来てくれたS君が最近たくさん釣ったらしく、ふるまってくれるとのこと。何から何まで準備してくれて、後は食べるだけでなんとも贅沢な時間。ふぐに近い食感でほんま美味しかった。最後は雑炊にして完食。満腹になって大阪へ帰った。

なんでもない

高台にある職場から、よく晴れた日に明石海峡がくっきり見える。そうすると、あの大きい橋の下を船でくぐる時のなんとも言えないワクワクした気持ち、10数分の乗船で明石から岩屋へ着いた時の、ゆるやかな街の空気を思い出す。

 

晴れで、明石海峡が見えたらよし!

曇りで、見えへんかったら、残念!

 

日課を終えた後、ここらへんやなとスマホで位置確認をして、おはようとおつかれの発信を飛ばしてみる。

絶不調のときを狙ったかのようにくだらないLINEをくれる友だちが大好きです

安心も束の間で、毎週のごとく、ラスボスが現れて、ようやく倒したと思いきや、またラスボス現わる!短期間でレベルアップしすぎなんですけどー。もう修行とかいらないんですけどー。もうまじで無理なんですけどー。

 

とか

 

むちゃくちゃ高熱出してうなっている時

 

などに

 

USJにまつわる情報を伝えてくれる友だちがいる。あまりにもどうでもよくて、その落差に笑えるし、現実と現実のすきまに入る、ふっと浮かぶような気持ちになる。

 

君のくっだらんくてBADタイミングなLINEが大好きだ。ディアァァァーありがとう。

 

途方に暮れちゃってる暇がないわけでもなくて

毎日、知らなかったことをどうするかで知らないしって言えずに、調べたり、慌てたり、選択と言う名の決断が迫ってくる。出来たらピンポンダッシュで軽やかに逃げたいくらい。でも、逃げ場なし。分からなくなったら、優しい人が現れて。道しるべを出してくれる。ダメかーと思いきや、またあたたかい手。

 

誰が悪いわけでもないから、気持ちの持って行きどころもない。ここ1ヶ月半の時間が凝縮されて、むちゃくちゃ長いような、短いような。

 

いろんな友だちにホットラインをつなぎ、電話で話を聞いてもらい、一緒にご飯を食べたり、ただ何も言わず傍にいてもらったり。みんな、ほんま優しい。ありがたいなー。こんな時にパートナーがいたら、号泣して慰めてもらえるのにおらんし、友だちから、ネトフリで韓国ドラマでも見るべしと現実的なアドバイスを頂戴しました。

 

ほんまに安心して待つための準備や環境を整えていっている。それだけやなー。

 

やっとここにきてちょっと、ひとつ解決のきざし。進んだ。よかったよ。心底よかった。

 

ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの44mから降りる瞬間の緊張感がたまらない

遊園地は自分にとって遠い存在で、シンプルに遊び場所が違っていた。遊園地に使うなら、ライブに行く!みたいな。中学校のみんなで行った卒業記念のディズニーランド以来、行かなかった。近くにあったUSJでさえ、七年前くらいに職場の人たちに誘われてなんとなく行ってみたのが初だった。それをきっかけにエンターテイメント楽しい!となり、休みの日にみんなでお揃いのTシャツ、お揃いの帽子をかぶり、一通り遊んだ乗り物を楽しんだ後はバーでたくさん飲む。喋る。夜のキラキラしたパレードを観る。で、USJの年間パスポートをゲットした私は、苦手であったジェットコースターへ何度も乗ることで、自分の力をいかに抜くことが、恐怖から逃れ、眩暈や力みによる疲れをなくすことだと気づいた。

 

コロナが流行して以降、いつのまにかパスポートもきれ、職場も変わり、USJからまた遠のいた。だけど、USJの乗り物で一番好きなのは、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライトだ。BGMをマイケルジャクソンのスリラーにして、44mの高さから降りるあのなんとも言えない緊張感と音楽と合わさった、急降下による疾走感がたまらない。何度もバウンドしながら体が浮遊する瞬間も気持ちよくて、前向きな気持ちになるのはなんなんやろうな。

ここ一ヶ月は、上がったり下がったりの毎日で、でも、シリアスな気持ちで居続けるのん向いてへん。いろいろありすぎると、もう緊張のさきっちょも途切れてしまって、シリアスさもどこへいったんやろかと坂道を自転車こぎながら思う瞬間もある。思考停止にして全部放り投げてやろうかと腹の立つ瞬間もある。

それでも、また一からふりだしに戻って、出来ることをひとつ、ひとつするしかないねんな。毎日はすすむ。

いろんなかみさまにお願いをした

小学生2、3年生の頃だった気がする。

母親の具合が悪く、横になっているのを心配して、普段は全く気に留めていなかったたくさんの神さまたちへ向けて、布団の中で、かみさま、かみさま、ほとけさま、おにさま、やまのかみさま、うみのかみさま、かぜのかみさま、おにのかみさま、たくさんのかみさま、おかあさんがはやくげんきになりますように・・・と願い事をつぶやきながら、いつの間にか寝ていた。それが効いたかどうかは別として、軽い風邪ひきだった母は、わりかし、すぐ元気になって、ほっとした気持ちになった日のことを思い出した。今、振り返ると、特にひとつの信仰もない自分が神さまたちへ熱心にお願いする図々しさにあきれつつ、どうしてもにっちもさっちもいかない困った時、人は神に祈りをささげるものだと最近、読んだ上田信治さんの『成分表』にもそういうお話があって、そうだ、そうだとうなづいた。

 

切実な祈りや願いは自分のためより、誰かのためにあって。

せやねんなーと思う。