足踏み

いち、にー、いち、にーって足を上げ下げして、前にも後ろにも進んでないような、そんな気分。

目の前に差し出された、分かりやすいものをただ得るためだけに向かって、何かをやってきたのでも、やりたいわけじゃなくて、奥の奥にあるこっそりとした衝動と、気がつけばそこにいて、ここにいた。

これからなんやろね。はじまりは。

自分からの気づきじゃないと分かりやすい形でのご褒美は、短期的にはよくても長期的な結果そのものの向上や継続にならない。

目に見える形で分かりやすく、一般的な成功や幸せの型が提示されていた時代じゃないところにきてるなぁっと思う。

だからといって、時代のせいにして、何も出来ないって訳じゃない。

個々にある、歩みは確実に刻まれてゆくもので、どんな足あともそう。時間も確実に進んでいくから。

大きく変わっていく流れで、何かを得たり失ったり、立ち止まり、見つめ、また選んで、歩く、ぼちぼち。

うっかり者で、時におりゃーって投げてしまう時もあるし、ねー、右往左往してね。言い訳なんて出来ないところでそうやねんなー。あーでも、こーでもないな、なんて考え続けるの。冬の夜ですから。