桃谷マン 05.18.19

桃谷へ向かう。桃谷と言えば、大学生の頃、先輩家で8人くらいで集まって楽しく飲んでいたところ、どんどんと激しくドアをたたき、女性を探しているといってドアを開けたとたんに突然おじさんが入ってきて、絶対人がいない隙間や風呂場、いろんな蓋や扉を覗いたり確認しドタドタ出ていったのち、安心して笑いとなっていたところ、今度はベランダから登場するという恐怖漫画のような、、伝説の桃谷マンがいた場所だという認識が強い。

降り立つとふと思い出す。幸い、大人数だったこともあり、二度目の登場ですぐに警察を呼び退散、事なきを得たので笑い話となっている。

綾ちゃんが個展を開催するとのことで向かう青星さんで開催してる風光る展へ。綾ちゃんのお父さんの絵と綾ちゃんの写真展の二人展。お父さんは生前一度か二度、お会いしたことが会って、とても気さくで楽しくて、あったかい印象がある。絵もおおらかな感じで色彩が豊か。そのお父さんが描いた絵と綾ちゃんが旅をしながら撮った桜の写真。一体感があってとてもよかった。春は過ぎたけど、そこにはちゃんと春があって。

その後、みんなで名前はまだなゐの慎吾君がやっているnyi-ma(ニマ)へ向かう。向かう途中、桃谷マンの話をみんなでする。

到着。ニマはオープンしたて以来の再訪でいい意味で店が馴染んでいたように思えた。あっという間に二時間くらい。ニマに来るとおもしろい人がたくさん集まってくる。なつかしい人の近況もきけてよかった。

名前はまだなゐが企画してくれた台湾のイベントをふと思い出す。一週間くらいみんなで同じとこに寝泊まりしてゆっくりしたり、観光もして、いろんな場所でライブをしたこと。日本から台湾に向かう飛行機で台湾の人に何度も間違われた。当時、メガネにレギンススタイルだったのが台湾の若者と雰囲気が似ていたのかもしれない。ボランティアしてくれたみんながとっても親切でかわいかった。こばしちゃん、元気かな。また、台湾行きたいな。行こう。

 

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ライブへ 05.16.19

5月16日にエルメートパスコアールのライブへ行ってきた。

youtubeで見た川で浮き沈みしながら、素敵な笛を奏でるおじさん。

なんともファニーかつ素敵なおじさま。

あの動画を見たのは確か24歳のころだ。随分前だ。いつかライブ見れたらいいなと思っていたのだが、時はかなり過ぎていた。いつものように、なんとなくツイッターを見ていたら、来日するとの情報。関東でライブ。関東かーいけるか、、いや厳しいな、いや、関東であるなら、関西でもなにかあるはずと調べていたら、大阪であった。平日のど真ん中あたり、ちょうど仕事も休みでよし!!となり、大阪ドーンセンターへ。

酒飲みの習性としてせっかく外に出るなら、ライブ後にだれかとお酒を飲みたい。近くに住んでいるナオさんへどうかなと聞いたら、ナオさんもライブに来ることが判明し、会場で集合となった。

ドーンセンターに到着したが公共施設なので一瞬ここでほんとにライブがあるのかしらと不安になりつつ、どうやら演奏を聴きに来たであろうおじさまたちとエレベーターで上へ。

ドアが開くと人が結構たくさんいて、入場ではかわいいお姉さんが受付。休憩ルームの会場には物販コーナーやお酒、コーヒーの飲食もあり、座ったり、立ったりしてみんなそれぞれがくつろいでいた。

なおさんと合流し、なおさんは久しぶりの職場の同僚だった方と偶然の再会を果たしていた。のんびりしていたら開演時間。ホールの中にはお酒が持ち込めないとのことで一気にお酒を飲んでホール入り。

はじまりからぐっと掴まれて、あっという間に過ぎていった。

音楽はすぐに消えてしまうんだけど、高揚する音やリズムでどこでもいってしまえる感じ、静かで愛おしくなるような、安心に似たような優しい時間、なんでも楽器にしちゃうとこも含めて当たり前なんだが凄腕のみなまさに終始わくわくしたり、うっとり。

エルメートパスコアールの声もピアノを弾く時間も素晴らしかった。

ライブが終わった後、梅ちゃんにばったり会った。いろんなアーティストが創った常設作品がホテルの一室づつあり、その空間も楽しめるになっている特殊なホテルがあると紹介され、彼の作品がある部屋も紹介されていた情報番組の同日にわたしも別件でちょっと出ていたことを伝えた。ばったり。

梅ちゃんの水が滴たる作品は大好き。札幌芸術祭で見た以来だ。時間の感覚がどっかにいっちゃうような感じ。人にとって同じである5分がずっとずっと凝縮されたような、随分と長くなるような。

帰り道、なおさんと大阪城公園を散歩しながら、お酒を買って軽く乾杯。

その中で絶対正しいと思っている価値観という正しさは、その枠から外れると絶対的な正しさってことはそんなに重要じゃない時もあるとか。そんな話もした。

ほろ酔いで解散。

 

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もふもふ 05.04.19

今日はシカクへ行く。溜まっていたいろんな用事を済まし、ミニアルバムを置いてもらう音源5枚を作って、気づけば閉店ぎりぎりとなる時刻に家を出る。なんばから阪神電車へ乗り替え、よし、15分前には店へ着けると安心。西九条の次やなとほっとしたのもつかの間、そのまま千鳥橋を通り過ぎ、次は尼崎、尼崎〜という車内のアナウンス。どこまで行くのだ電車、あと何分くらいかかるんだと焦り気味の私を置き去りのまま電車はどんどん進み、尼崎へ到着。かなり遠くまで連れて行かれなかったからほっとした。急いで店主のみゆきさんにツイッター経由でお詫びのメッセージを送り、待っていてくれるとのことだったので、折り返し、千鳥橋駅へ戻る。千鳥橋に19時着。そこからダッシュでシカクに向かう。

ばきりのミニアルバムをシカクに置いてほしいなぁ、依頼せなーとぼんやり考えていたら、チミドロのスズキナオさんからシカクに置きませんかと連絡があり、やたーでうれしかった。ミニアルバムの納品を済ませ、みゆきさんが「ゆっくり見てくださっていいですよ」と言ってくださったので、お言葉に甘えて「お蚕展」をじっくり見る。ツイッターで気になっていたお蚕様の存在は思ったよりちょっと大きくてかわいい。蚕さまをこんなに愛おしく思ったことはない、、どっちかというと苦手だった蚕。でも、抱きしめたときのちょうどよい具合の愛くるしさともふもふした小動物のようなあたたかさ。蚕さまの神々しさ。よかった。

蚕さまでほっとした後、みゆきさんと話す。ばきりとチミドロは長い付き合いで、ばきりノすのミニアルバム「R」には特典音源としてチミドロクルーによる談笑リミックスが付いている。ゆるくていい。リリースもほぼ同じタイミングだったから大阪でチミドロを呼びたいなと企んだが、みんなの予定がつかず頓挫。人数が多いのも魅力でみんな来てほしいが、遠征で全員揃ってとなるとなかなか難しい。関西に呼ぶならしっかりしたイベント組みたいしなーとか、最終的に誰かチミドロを関西に呼んでくれたらいいなーとどなたかお願いしたいーで話は着地。

シカクへ来たのだから、四貫島portに行こうと友達二人へ連絡。先輩でもある彼女は旅先からとってもシティな写真が送られたきた。NY、一度は行ってみたい。いや、やっぱり、フランスにまた行きたいな。台湾にも行きたい。こちらは近いからすぐ行ける。友達が帰ってくるまでportの管理人、トロンボーン奏者、先日のHOPKENでソロ演奏がイケメンだった米子君に相手をしてもらう。着ぐるみの話になる。今度、着ぐるみを着ないといけない日があり、初めてのことなので暑いし、嫌だなと愚痴ると、その日だけはそのキャラになり、自分の属性も全てなくし、そのものになりきれるからいいやんって。確かにそういうのもありだなと納得。なんかようわからんけど、とりあえず、キャラになりきろう。勇気が湧いた。

そうこうしている間に友達が帰宅。コンビニでビールを買ってみんなで祝い酒。ナンプラーと野菜とお肉を炒めた夜ご飯。ナンプラーで味付けする係、最後の一番重要な役割のみを任されて緊張、だが、なにかとナンプラー炒めをしていた時期があり、俺にまかせてくれと美味しいのが出来上がり。

portでたくさんの猫たちと触れ合う。猫は好き。でも、たまに猫アレルギーがある。いや、基本、ほぼいろんなものに関して反応してしまうアレルギー体質の身体。中学生の頃、皮膚科のお医者にアレルギーテストをしてもらった際、全部反応したので宇宙に行けばと冗談を言われ、あなたが宇宙に行ってくださいと強く念じたことを思い出した。帰り道、目がやや腫れてきた。これ、猫アレルギー。目を洗えば、即解決。問題なし。

 

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入船3 04.27.19 

つづきの話。

その後、船は尻無川を進み、なみはや大橋阪神高速16号大阪港線が見える海の上で停留。両脇にあった陸地がなくなり、抜けている。一気に海へやってきた感が出た。梅ちゃんがイヤホンを外して夕日を楽しみましょうと言う。それぞれが沈みゆく夕暮れを眺めながら静かな時間をしばし過ごす。「この海を抜けると世界のどこにでも行けるんですよ」という言葉にハッとする。そうそう、いつだってどこにでも行けるんよなぁ。「みんな船の片側に寄ってみてください。沈んだりしちゃって」で寄ってみたが、もちろん大丈夫。

 

 静かな時間と海の音、そよそよと顔にあたる風、高速道路を走る車、沈みゆく夕日。さて、そろそろ帰りましょうか、で、再び船は進みだし、ドーム前千崎港に到着。港には中学生のみんなが集結していた。船を降り、よい時間を過ごしたなぁとぼんやりとしたまま駅へ向かう。改札をくぐった後に入船の本を買うのをすっかり忘れていたことを思い出す。急いでもどり、セーフ。帰途につく。

 

追記

入船。言葉が落ちてくる感じ。流れは各自にゆだねてくれる余白があって。なんかようわからんところにひたすら向かっていく一生懸命さ、きらめきはきっと根元的なことかもしれない。言葉からこぼれてしまった言葉があつまって、奏でられているような音楽の時間だった。